え?隣の席って



こんな疲れるもんだったか・・・・?





彼女と彼と青空と
4*疲労 1時間目:数学 「えっと・・・じゃぁ阿部。これの解き方は?」 「はい。D/4で・・・」 「よしいいぞー。  あとー!最初の授業から寝るなぁ!!」 「・・・・・・・うるせぇ・・・無理」 「「・・・・」」 2時間目:現代社会 「先生ー。私の隣の席の人が現代社会なぞつまらないとほざいておりますー」 「なっ!?テメッ・・・!!」 「ほー?阿部ー。俺の授業はそんなにつまらないかー?」 「いやっ!!そーいうことでは・・・・!!」 「職員室来るかー?」 「遠慮します!」 「プッ」 (このクソ女!!!!) 3時間目:英語(自習) 「「・・・・Zz」」 (二人とも寝るんかい!) (静かだ・・・) (今日始めての静寂だ・・・) (平和っていいね・・・) by:クラス一同 4時間目:家庭基礎 「先生ー俺の隣の席の女早弁してます」 「ちょっ!!おまっ!!言うなよ!」 「ハッ!!知るかっつーの!」 「さん?お弁当没収ね」 「え″っ!?そんな!!命の源!!」 「返しませんよ。  授業が終わったら前にとりにきなさい」 「ヒドッ!!」 「どっちがだよ・・・」 ****昼休み**** 「ちょっと待て!!お前なんで購買にきてんだよ!!  さっき弁当持ってただろーが!!」 「足りるわけないでしょ!?あとおばちゃん!!カレーパンも!!」 「太るぞ」 「ほっとけタレ目」 「っ!?」 5時間目:LHR (また寝てやがる・・・) 「ー?そろそろ起きろー?」 「いや先生・・・ご飯食べた後って眠いじゃないですか?  だから寝たいなーなんて・・・」 「起きろよ?(にっこり」 「はい・・・・・」 (・・・・・) 6時間目:古文 「あー意味わかんねぇ・・・文法とか覚えるのめんどくせぇなぁ・・・」 「え?独り言ですか?年ですか?老人ですか?プップー」 「テメェ本当に腹たつ・・・!!」 「何がー?というより覚えられないのは単に馬鹿なんじゃない?」 「んだと!?」 「おい。阿部?急に立ちあがってどーしたんだ?」 「・・・・・・・っ!いえ・・・・何も・・・」 「(声ださずに爆笑中)」 (クソ女がっ!!) 「阿部ー部活いこーって・・・・何?」 「よっ。栄口・・・」 「ちーっす」 「ちーっす・・・何?阿部なんかあったの?」 俺が阿部のクラスに行くと花井と水谷が声をかけてくる。 でもそんなことより気になったのは阿部・・・。 だって机にふせてる・・・。 しかも空気が重い・・・。 こんな阿部見たことない・・・かも・・・。 「実はな・・・」 花井が今日一日のことを話してくれた。 俺は阿部が今日一日そんなバトルを繰り広げていたなんて知らなかった・・・。 何だか吃驚だ。 阿部はクールで多少怒鳴る事はあっても今日みたいな事はなかったから。 え?どーしよう? 俺こんな阿部知らないから対処法も知らないよ? 三人で困惑しているといきなり物凄い勢いで阿部が立ち上がった。 「部活・・・いくぜ・・・」 「「「はい・・・」」」 部活に行く途中も着替える間もずっと阿部は暗くて(ん?黒くて?) とてもじゃないけど話しかけれる雰囲気じゃなかった。 というより話しかけたら顔面に拳飛んできそうだったよ・・・。 (実際命知らずにも水谷が話しかけてくらいかけてた) グランドにいくと俺たち以外は皆居て何でかわからないけど整列してた。 ?? 監督から話があるとか?? 「おせーよ!!お前等!!」 「ゴメン、ちょっと色々あってさ」 「色々ー?」 「あぁ・・・・・後で話すよ・・・花井が」 「俺か!?」 「はーいちょっと私語やめてー。  今日は新しいマネージャーを紹介するから!」 (マネージャー?) 「はい!挨拶して!」 「今日から野球部マネージャーになりましたです。  足を引っ張らないように頑張りますのでよろしくお願いします!」 「あっ・・・」 「?・・・・あっ・・・・」 ・・・・・・・・嵐になりそうです・・・ back  next