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The first day (願わくばこのままのストーリーで、ハッピーエンドを) |
一体誰がこんなことを想像できただろうか その事件はあまりにも急に しかし初めから決まっていたかのように何の躊躇も無く訪れた オレの彼女、は突然この世を去った しかも、オレの、目の前で ―――じゃぁね、隆也、また明日 笑顔でそういった彼女 手を振って、当然のように明日があると思い、ただ、無邪気に・・・・・・ 横断歩道を渡る彼女の背中を見ながら、何故か無性に、後を追ってに抱きしめたい衝動に駆られたあの時 どうしてそうしなかったのか・・・人目が気になるというくだらない理由のためだけに… それだけの理由でオレは彼女を抱きしめに行かなかった そうして、二度と彼女を抱きしめることができなくなった ―――キキーッ!!ドンッ・・・!! 文字にするとそれはあまりにも単純で現実味の無いもの だが目の前で起こったことは紛れもない |